プロブロガーなどとして活躍されている、立花岳志氏の著書7作目「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」を読みました。
学んだことをアウトプットします。(読み終えたのは今年6月上旬、11月に再度読み返しました。)
ブログの具体的な始め方・活用方法も書かれていますが、「どう世の中に役立って生きていくか」にフォーカスした内容となっています。
そして、個人の情報発信を通して、セルフブランディングしていくことにより、個人の価値を高めることができると著書の中で説いています。
勤め人としての給料以外に、何かしらの収入源をつくりたい人にとって、第一歩を踏み出すヒントが盛り沢山の内容となっています。
「セルフブランディング」による価値の創造
情報発信と交流の違い
情報発信とは、価値のある発信であることであり、自分が持っている価値を他人に提供することを意味しています。
SNSでいいね!を押すだけでは、情報発信とは言わない。それはただの交流でしかありません。
個人の情報発信(主にブログ)の始め方・続け方
他の媒体と違い、ブログはストック型の情報発信となり、契約料を払い続ける限りネット上に残るため、過去に発信した情報でも、それが多くの人が知りたい情報である限り、必要としている人が必要なときに、情報にアクセスできるメリットがあります。
●個人が持っている情報を発信するには、以下のものさえ用意すばいいです。
(ブログを使った情報発信をする場合)
・インターネットに接続できる端末(パソコン、スマホ、タブレットなど)
・インターネット回線(自宅の固定回線、スマートフォンの回線、Wi-Fiなど)
・ブログ
(ブログサービスを契約してページを開設する、サービスを提供している会社は有料・無料など様々)
・SNS(Facebook・Twitterなど、ブログを主軸とした攻めの情報発信に使う)
●始めは何を書いていいか分からないという人は、日記から始めれば良いです。
まずは、好きなことをやる、やってみたかったことを体験する、欲しかったものを買う
→ ブログに書く
→ また行動して、ブログに書くの繰り返し
→ 段々詳しくなる
→ 誰かに説明できるくらい得意になってくる
→ この時点でセルフブランディングされていることになる
→ 更に詳しくなると、自分の「強み」に変わる
→ いつの間にか「強み」が「仕事」になっている
これが全体の流れです。
この流れに乗ることで、「継続」が簡単になるところがポイント。
「ま、いっか。好きなことやってるし」と思いながら続けてみるのがコツです。
大事なのは「質より量より更新頻度!」と立花氏は著書の中で何度も話しています。
好きなことをブログに書く。その繰り返しでなりたい自分になる。
とてもシンプルです。
そして、その強みを発信し続けると、「人」と「情報」と「お金」と「感謝」が集まってきます。
初めからお金設けだけをゴールにしていないことが、「継続」に繋がります。
「損得」ではなく「ワクワク」で続ける
いきなりお金儲けのために情報発信を始めると、継続できないと立花氏は言います。
損得は、心の奥底にある情熱を燃え上がらせる要因にはなりません。
損得というのは、感性から湧き上がる本能的な感情ではなく、人間が社会生活を営む上で後天的に身につけた、「思考=理性」であり、情熱を燃やすのは「ワクワク」や「ドキドキ」する気持ち、感覚です。
この著書には、こういった考え方に加え、継続するのに必要な鉄則など具体的な方法も書かれています。
更にその先に待っている、セルフブランディングにより高まった自分の価値を収益に変える仕組みまで踏み込んでいます。
第5章にはお金や価値観への向き合い方が書いてある
286ページ、全5章で構成されているこの本の第5章には、こんなことも書かれています。
「人々は、自分の信じる価値観の中に、行儀よく収まって日々暮らしている」
「お金は使えばなくなる」という恐怖を手放せば幸せなお金持ちになれる
情報発信をすることは、自分のライフスタイル=自分の価値観の層を突き破ることに繋がります。
情報発信を繰り返す中で、自分をグレードアップさせていけば良いわけです。
自分が信じて止まない目の前にある価値観を突破し、ものすごい勢いで流れるお金の本流に飛び込んでいくことが必要です。
はじめの一歩を踏み出すきっかけになります
この本の良いところは何といっても、「好きなことを情報発信するだけで、人生を楽しめて、お金もつくれる」です。
毎日の生活の中に、自分が好きだと思うことを1つでもいいから組み込んで、実行したことをブログで情報発信する。
同じことをやりたいと思っている人たちがブログを見に来る。真似する。感謝される。
好きなことをやって、それが誰かの役に立ち、さらに収入源にもなるなら、やらない理由はないでしょう!と素直に思いました。
ブログを始めるまでの具体的な過程も書かれているので、実際に私もこの書籍を読み、立花氏による同テーマのセミナーを受けて、その1週間後にはブログを立ち上げることができました。
(サーバーをレンタルするなどの細かい作業は、それこそ丁寧な情報を発信してくれている方々のブログをお手本にしました。)
オススメの一冊です。
ちなみに、
この記事が自分史上初の書評です。
思ったより時間がかかり、仕事が終わった後に少しずつ書いて3日かかりました。
それでも、興味を持った書籍なら案外書けるものだな、というのが正直な感想です。
また、ここが一番肝心だと思うのですが、書くということはアウトプットになります。
私は本を読むときに、活用できそうな箇所に付箋を貼ります。
付箋の箇所を重点的に見直し、著者が言いたいことは何かを考え、このブログ記事を読んだ人に特に伝えたいのはどの部分かを考え、できるだけ簡単な表現で文字に起こす。
このアウトプット作業をすることで、より鮮明に本の内容が頭に残ります。
誰かに直接この本の内容を説明するときは、ここに書いた順序で話すと思います。
書評を書くことで、読んだはいいけど、ほとんど内容を忘れてしまうということがなくなるのを期待します。